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生体認証技術の最前線

2018/07/23

  • コラム

 

AIを活用したセキュリティとして、実用化が進んでいる生体認証技術。
中でも、指紋認証は携帯に導入されるようになってから一気に広まり、例えば会社の出退勤のシステムも指紋認証で管理されるなど、実用化例が増えています。そして本年のセキュリティショーでも各メーカーこぞってアピールしていたのが顔認証技術です。顔認証技術とは、カメラに映し出された人の顔を元に、年齢や性別などの特徴を自動的に判別するという技術です。

 

1.顔認証システム

顔認証システムとは、顔認証の技術を利用しカメラに写し出された画像から、特徴を判別し人を自動的に識別するシステムです。
顔のパーツの相対位置や大きさ、目や鼻や頬骨、あごの形などを特徴として識別します。最新の技術では、マスクや眼鏡などをつけていても判別可能とのことです。

 

2.導入例

日本でも、すでに多くの導入例があります。
万引きに悩んでいた書店では、防止策として防犯カメラと顔認証システムを導入し話題になりました。事前に万引き犯の顔をデータとしてシステムに登録し、一致した人物が入店した場合には警備と管理者にアラートで知らせが入ります。このシステムを活用することで再犯防止に役立ちます。
他にも、東京ディズニーランドでは、2019年春から2020年春にかけて年間パスポートを持った来場者に顔認証システムが導入されることが発表され話題になりました。入園パスを入園口のセンサーにかざすと登録されたデータと顔とを照合してゲートが開くというシステムです。人員削減に繋がりますし、不正防止にも繋がります。

 

3.課題

このシステムの課題としては、プライバシーに関する懸念と正しい判別がどのくらいの確率でできるかということです。実際、よく似た人物をどのくらいの確率で見分けることが可能かということに焦点を当ててその正確性を完全なものにするために引き続き開発が進められています。そして、プライバシーの問題。人の顔というのは個人情報に該当します。それをデータ化し企業やあらゆる機関のデータベースに保管されるという事がプライバシーの侵害ではないかという議論が行われています。
このような最新の技術や便利な開発がされ実用化される時には、いつもつきまとう問題ですが、それに追いついた正しい法整備が早急になされる必要があります。

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